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2012-03-29 20:50 | カテゴリ:和装のススメ
タコとエビの散らし

“和装のススメ その五”

蘭丸のショーウィンドウの着物が変わった。

季節後とにその時期に合ったアンティークの着物を、女将さんの卓越したセンスで飾られる蘭丸のショーウィンドウ。
この春は蝶をあしらった白い訪問着。
夕方にここを訪れた僕は、その美しさに思わず足を止めた。
シネマテークの方向から蘭丸に行くと、丁度、店のショーウィンドウは交差点の角になる。
道を挟んだ今池公園越しに見えたショーウィンドウは、公園の新緑の木々に映えて美しさをます。
夕暮れ、薄暗くなりかけた今池の街。
そこだけが時代を過去に遡ってしまったように、セピアがかって見えてしまうのは、ショーウィンドウのライトアップの所為だけではないだろう。

春の”蘭丸”

着物の魅力に取り憑かれてから、洋服がつまらなく思えて仕方が無い。
デザインで言えば、着物のバリエーションは皆、同じ。
文章で言えば“定形文”でしかないのである。しかし、その定形文の中に宇宙がある。
生地、染め方、文様によって一つ一つの着物は、全く違った表情を見せるのだ。これが僕には、堪らない魅力に感じる。
丁度、人の形は同じなのに、その各々で個性が違うのと同じであろう。

「そんなに、毎回、毎回、大人買いしてると、そのうち失速しますよ。」

蘭丸の女将さんは、そう、僕に苦笑する。
それでも僕が、ここへやって来て衝動買いに走るのは、着物、一着、一着に個性を感じ、対話したくなるからだろう。古いアンティークの着物が過ごして来た時代や風景を聞きたくて着物を買い着るのだ。
人と出会い、会話を交わすように、着物と対話したくて。

和装

今日のレシピです。
蘭丸さんのショーウィンドウではありませんが、春っぽいメニューで。
ちらし寿司でオヤジ弁当してみました。
具材はさやえんどう、タコ、エビ、カニ棒。炒り胡麻を散らし見た目も気にして(笑)
オカズにはコレも春っぽく蕗を炒り子だしと鰹節で煮ました。醤油と塩は薄くして、出汁を染み込ませて煮てみました。
割りと意図通りの仕上がりに満足であります( ´ ▽ ` )ノ
あとは卵焼きを明太子を絡めて明太子卵焼きに。お味噌汁はアサリ。コレは母製だったりします(笑)

では、
エビとタコのちらし寿司のレシピです。

材料
剥きエビ 80g
タコ足 一本
さやえんどう 五枚
カニ棒 五本
三杯酢 50ml
ご飯 茶碗二杯
いりごま 適量
出し汁(具材下拵え用) 適量

作り方

1、剥きエビは背わたをとり、タコは食べやすい大きさに切り出し汁で軽く茹でてした味をつける。

2、さやえんどうの筋を取り、出し汁に塩を入れ下味をつける。煮上がったらザルに上げ水気を切っておく。

3、カニ棒を食べやすい大きさに切り、出し汁に塩を軽く入れ下味をつけ、水気を切りザルに上げて置く。

4、ボウルなどに炊き上がったご飯を入れ、三杯酢を混ぜ、冷ます。冷ましたら1~3の具材と炒りごまを入れて混ぜ合わせたら出来上がり。

三杯酢を濃くした時は、具材の下味は控えめに。軽く塩味を感じる程度に。
逆に三杯酢を控えめにした時には、具材の味付けを出し汁で濃いめに仕上げるとよいです。
カニ棒、タコ、エビなど魚介は醤油で味を付けると、良い感じになりますな。

具材で味を整えるか、出し汁で味を整えるか?が肝でしょうね( ´ ▽ ` )ノ

でわでわ( ̄^ ̄)ゞ

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2012-02-17 21:28 | カテゴリ:和装のススメ
タコのペペロンチーノ

無垢なままで(和装のススメ その四)

ガカンとリョウメイ「月朧なれど…」@高円寺Showboat

「お!蛤醬油の!」
良明さんがボクを見つけると、声をかけてくださった。
どうも、どうもと凝縮しながら、今、買った良明さんの紙ジャケ再発CDにサインをしていただく。

「ホントに来たんだね、着物で!名古屋から!」
と、良明さん。
今年も良い音楽をたくさん、聴かせてくださいよ。

白井良明さんと武川雅寛さんによるユニット、ガカンとリョウメイのライブが、昨年末のムーンライダーズ活動停止以降、初めてここ高円寺、Show Boatで行われた。
それに、三河の自宅から和装しての参加である。

「いや、だから、去年の“Tokuzo”で…。」
と、ボク。
「ああ、そうか(笑)」
と良明さんは笑う。

去年の“Tokuzo”と言うのは、良明さんがLIVEで名古屋、今池のLIVE HOUSE、“Tokuzo”にいらした時に、今年の「屋形は着物で行きます!」と宣言したコト。屋形とは良明さんがムーンライダーズのファンクラブのファンイヴェントとして、屋形船で開催されていたファンの集いである。
昨年の初めに良明さんは「今年もやるよ~!」と仰っていらしたが、その後、震災がおこり、去年の屋形船のイヴェントはお流れになってしまった。
しかし、良明さんとの約束を果たしたくて、今年、最初に行われたこのLIVEに和装して参加したのだ。

何はともあれ、なんとも、うれしいのは良明さんが、ボクの事を覚えていてくださった事。
三十年以上、良明さんや武川雅寛さんの音楽を聞き続けてきたファン冥利につきる話である。

「名古屋で、また、やってくださいよ!」
と、良明さんに言うと、
「是非!」
と笑ってくださる。
「今年は可能性、高いんだよなぁ」
つぶやく様に言う良明さん。
今年は良明さんの三作目のソロアルバムの制作、及び、発表も控えているそうだ!
期待大!

サイン入り紙ジャケ


“月朧なれど…”と銘うたれたこのLIVEは、ムーンライダーズ活動停止を受けてのタイトルだろう。
舞台に現れた良明さんは、
「まだ、ムーンライダーズです。」
と、笑いを誘う。
一曲目は“who's gonna be reborn first?“。
ムーンライダーズの最新にして、今んとこ最終アルバム“Ciao!”からのオープニングナンバー。
これを一曲目に持ってくるとは。
やはり、ライダーズの余韻が続いているのだと感じる。

そう言えば、このアルバムで気になる曲があったんだ。
“無垢なままで”。
珍しく武川くじらさんの作詞による一曲。
その曲も演奏される。
くじらさんのシブくも甘い声で歌われるこの曲は、なんだか“やさしさ”の結晶みたいな曲だ。

“もう少し涼しくなったら、どこかへ行こう”

夏の間に書かれた曲だろう。
いくらなんでも、年明けの一月にゃ、早すぎる。
それでも、この曲の柔らかさに包まれていると、そんなコトはどうでもよくなる。オリジナルのゲストでフルートを吹いた国吉静治さんがこの夜もスペシャルゲスト。
くじらさんのバイオリンとの掛け合いが、曲の柔らかさを引き立てる。
まるで、夏の日に、洗い立てのリンネルのシャツを素肌に着る時のような、爽やかなキモチの一曲。
いつの時期に聴いても、たぶん、高山の草原に立つ木立の下で、木漏れ日に避暑する恋人達を思ってしまうのだろう。

“どうしても ねむたくなるまで話そう”

そんな取り留めのないお喋りが、自然に出来る関係が“しあわせ”なんだろう。

アンコールのラスト。
サンプリングのピアノの音を追いかけるように、良明さんのギターの音が重なる。

“大人の悩みに子供の涙”

みうらじゅんさんの作詞の曲で、昨年、最もボクがヘビロテした良明さんの曲でもある。
Eye Don't Nose、ブルースバンド。
お笑いボーイズ“ポカスカジャン”に良明さんが混じれば、そんな名前のブルースバンドになる。
とても、青い化学変化。
そのバンドが唯一、出したアルバムのタイトルチューンがこの曲。

思春期の恋。
まるで終わってしまう事が、最初っから分かっているのに、“永遠”を信じてしまう程の片恋。
誰にでもある思春期の一ページを歌った曲である。
しかし、ボクはこの曲が昨年の終わりを告げている気がしてならなかった。
ボクだけの中にある感覚だから、なんの事だか、誰にもわからないだろう。

ずっと続いていた去年。
終わったはずだった去年の終わりが、この曲をガガリョウの二人が演奏した瞬間、終わった気がする。そして、その時、新しいキモチがその時、ボクに宿ったように思えた。

新年への新しい期待と意欲。

去年、蒔いた種が大きく発芽し、大木への布石となるように。

ガガリョウチラシ

ライブの詳細とセットリストはこちら↓↓↓
サブカル思い出し日記1980-2012

ライブでいつもご一緒させていただいているイラストレーター、眼福さんのブログです!

ッウワケで週末スペシャルで長めに(笑)
で、今日のレシピです。
お酒は大のぶどう党でもある、白井番長にもお試しいただきたいメニュー。
“タコのペペロンチーノ”です。

“タコのペペロンチーノのレシピ”

材料
パスタ 80g~100g
タコ 足一本
小松菜 二本
おろしニンニク 少々
鷹の爪 二本
オリーブオイル 大さじ1
パスタの煮汁 小さじ1
コンソメ 少々
塩 少々

作り方
1、大きめの鍋に湯をたっぷり沸かし、塩(分量外)を一つまみ入れ、パスタを茹でる。
茹で上がったらザルにあげて水をよくきっておく。

2、パスタを茹でながら、ソースを作る。フライパンにオリーブオイルを入れ、輪切りにしてタネを抜いた鷹の爪、ニンニクを入れ焦がさないように中火で炒める。

3、炒め上がった2にぶつ切りにしたタコ、ざく切りにした小松菜を入れて軽く火が通る程度に炒める。

4、3にパスタを入れ、コンソメ、パスタの煮汁を入れて、ソースをパスタに絡めるように炒める。
全体にソースが馴染んだら出来上がり。

鷹の爪の分量を調整して、辛めにするとおつまみにもGOOD!(多分。。。)

こちらはオヤジ弁当Ver.


タコのペペロンチーノオヤジ弁当ver.

おかずはエビオムライス(トマトソース)、汁物はベーコンのクリームシチューです。

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