オヤジ弁当のススメ
料理好きオヤジのお弁当を中心にしたブログです。
2011-09-25 05:05 |
カテゴリ:未分類

“ミラル”
映画「潜水服は蝶の夢を見る」のジュリアン・シュナベール監督の最新作。
中東でのイスラエル、パレスチナ紛争の最中、私財を投じて、孤児院学校を作り、三千人にも及ぶ孤児を育てた女教師、ヒンドゥ・ホセイニと、そこから世界的なジャーナリストとして巣立った少女の物語。
中東の紛争と言うのは、宗教は持っているが、宗教に生活を支配されていない日本人には、どうにもピント来ない事象である。
しかし、明日をも知れぬ争いの中で、“平和”に対する思いや愛する人に対するかけがえの無い思いは同じである。
主人公ミラルは物ごころついた頃から、反政府組織に所属し活動をはじめる。
とあるデモの最中、鎮圧に来た政府軍の砲火をあび、ミラルの親友の女の子は命を落とす。市民に助けられたミラルは、茫然自失となる。
学校にその件で呼び出されたミラル。呼び出したヒンドゥは、部屋の扉を開け、立ちつくすだけのミラルに言う。
「どんな事があろうと、私はあなたを許します。どのような思想の者でも、私は受け入れます。」
と。
しかし、激しい口調で最後に、
「しかし、学校を危険な目に晒す者を許す訳にはゆきません。これ以上、危険な人物と付き合いを続けるなら、今すぐここを出て行きなさい。」
激しく叱咤されたミラルだが、
「柵の中に居るヒンドゥは、何も分かっていない!」
と、反論し、以後も活動をやめない。
それを知りながらも、ヒンドゥはミラルを放校処分にせず、事ある毎にミラルを助けるのであった。
“ミラル”とは花の名前だそうだ。映画の冒頭でそれが、語られる。どこにでも、道端に咲いている花。日本のすみれのような花だろうか。
雑草の如きパワーで、踏み潰されても、ミラルは立ち上がり自分の道を切り開いて行く。
ヒンドゥは、そんなミラルの無謀さを危惧しなが、ミラルを助け続け、彼女の後ろ盾になってやるのだった。
血の繋がらない親子の様な関係が、そこにある。
他人であっても、心は繋ぐ事が出来る。心の繋がりが人の繋がりであると、感じさせてくれるドラマ。
繋がった愛情は人の道さえ切り開くのだ。
ミラル役には“スラムドック$ミリオネア”で、主人公と逃げる薄幸の少女を演じたフリーダム・ピント。
確か彼女は“スラムドック$ミリオネア”の撮影準備段階で、偶然、街で監督に見染められ、映画出演したのではなかったか?
彼女自身も映画と言う道筋で、誰かと繋がりを持ったのだろう。
道端の花の様に、咲き続ける事を、僕も目指そうではないか。
そんな思いを胸に(笑)、今日も“オヤジ弁当”を。
中華弁当で使った“えりんぎの中華スープ”を書きます。

映画ミラル公式ホームページ
“えりんぎの中華スープ”のレシピ”
材料費
えりんぎ 一本
小松菜 一枚
中華味の素 大さじ一
水 200ml
塩 ひとつまみ
醤油 小さじ2
作り方
1、エリンギと小松菜は水であらってザク切りにしておく。
2、鍋に湯を沸かして、中華味の素、塩、醤油を入れ沸騰させる。
3、沸騰したエリンギと小松菜を入れ、一煮立ちさせれば出来上がり。
メッサ、簡単(笑)
因みに他のヤツは、エリンギとチャーシューの炒飯、揚げ焼売、炒めものはなんだったか、忘れた( ;´Д`)
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