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2012-10-24 14:00 | カテゴリ:オヤジ弁当
玉子巻きオヤジ弁当

映画“ツナグ”

死が日常から乖離してしまったのは、いつからだろう?
戦前、軍隊があり、死が日常の中にあった時代には、恐らく、死に対する感覚は今より身近だったように思う。
「爆弾くらいは手で受けよ」なんて曲が出来るくらい、死が生の隣合わせであった事は間違いがない。

ツナグと言われる霊媒師。
死者と生きている者の橋渡しをする特別な能力を持った者。
死者も生きている者もその面会の機会は一度だけ。しかもツナグが呼び出した死者が、生きている者に会うことを拒否すればその機会は消えてしまう。
人が死ぬ時、その魂が根塊の念にかられているとしたら、その思いも魂と共にいってしまうのか?
そしてそれはどこに行くのだろう。
死後の世界が明確でない分、それは漆黒の暗闇のように深く無限に続いているような気さえする。

高校生の歩美は祖母と二人暮らし。

普通の高校生である彼は携帯電話で依頼人と会い死者との面会をさせる。
そこにある死者と再会。そして悔恨。
人の過ちは、その人が生きた証でもあるのだろう。

主人公、歩美に松坂桃季、祖母、アイ子に樹木希林。
歩美は幼い頃に両親を亡くし、それ以来、祖母と二人暮らしである。
幼くして人の死を知っててしまった歩美…。
しかし、その意味を歩美は知らない。

僕の家は祖母と祖父が居た。
核家族ばかりの今の家庭では、そういう家庭は少ないだろう。
その祖母と祖父がいたお陰で、死を抗う事のできない生命の終りだと認識、出来たような気がする。
どんなに頑張ろうが、祖母と祖父の方が先に死を迎えるのである
はじめがあれば終りもあるのが、生命なのだ。
その事実に目を背けるのが今の世界だろう。
死が実は短なものだと、改めて感じさせてくれる作品。樹木希林さんと仲代達矢さんの名演が光る佳作。

死者はいつでも僕らの隣にいるのだろう。
そう思って暮らす事は、宗教とは無関係であり、信仰とは心の助けである事に気づいた時、人は次に進むべく道を知る事が出来るはずだ。

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映画“ツナグ”ホームページ

料理が印象に残る作品です。
冒頭のキャベツの姿煮はコンソメスープ仕立てでしょうか?
歩美くんとアイ子さんが鍋をつつく、ミルク鍋も食欲をそそりましたねぇ。
ボクが一番、印象に残った料理は本上まなみさん演ずる歩美くんのお母さんが作る玉子巻おにぎり。
薄焼き玉子で作ったおにぎりを持って幼い歩美くんが今は亡きお父さんとお母さんに連れられて、ピクニックに出掛けるシーンは幸せを形にしてくれた良いシーンでありました。

そこで、薄焼き玉子を使ってオヤジ弁当をつくりました。
タダのオムレツじゃないか!と言う話もありますが(笑)、オムレツではありません( ;´Д`)
イメージは玉子巻きおにぎりですから!
では、
玉子巻きオヤジ弁当
のレシピを。

材料

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玉子 1個
ハム 3〜4枚 
ケッチップ 中さじ1
バター 小さじ1
乾燥パセリ 適量
ご飯 茶碗1杯


作り方

1、フライパンにバターをしいてご飯と角切りにしたハムを入れ炒め、ケチャップを入れて炒める。


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2、ボウルなどに玉子を溶いて、卵焼き機で薄焼き玉子を焼く。両面、焼いて焼き上がったらザルなどに上げて冷ましておく。

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3、お弁当箱に1を入れて薄焼き玉子をお弁当箱のサイズに切り、ご飯の上に乗せ、乾燥パセリをふれば出来上がり。


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完成ショット

では、オカズも今回は少し載せます。

オカズ1“サゴシの西京焼”

サゴシの切り身を西京味噌(西京味噌に砂糖とおろしニンニクと混ぜ合わせ、味醂でのばしたもの)に漬け込んで網で焼く。

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オカズ2“なすのバター焼き”

ナスを乱切りにし、フライパンでバターを加えて焼くき、最後に塩コショウで味を整える。

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でお弁当箱に入れる。プチトマトを彩りに。

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こんな感じでオカズショット。

長くなったので今回はこの辺で!!!Ciao!
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【ジャンル】:グルメ 【テーマ】:お弁当
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