オヤジ弁当のススメ
料理好きオヤジのお弁当を中心にしたブログです。
2013-01-29 03:08 |
カテゴリ:映画のススメ

映画“つやのよる ある愛に関わった、女達の物語”
阿部寛と言う人はモデルあがりの役者だ。
僕が若い頃はメンズノンノなんかの表紙を頻繁に飾り、いい男の代表みたく扱われていた。
いい男をもてはやすだけの軽薄極まりない番組にも出演していて、
「この人は何なんだろう?」
などと、僕は思っていた。
数年前、つかこうへい作演出の「熱海殺人事件」の舞台中継があった。
そこで主演を務めたのが、阿部寛さんだった。
いい男ではにかむだけのモデルだった彼はそこにはおらず、鍛えた肉体を舞台でさらし、渾身の芝居をする役者馬鹿の男がいた。
雨の伊豆大島。
海辺の寂れたペンションから、痩せた長身の男が、ぬぅっとあらわれると、男は重たい自転車に乗る。
痩せこけた男の眼光は鋭く、無精髭が男の表情を更に険しくさせていた。
霧雨に霞む丘へと続く曲がりくねった坂道を男は登る。
何かに、とり憑かれたように一心不乱に自転車のペダルを漕ぐ男。
男の向かう先には、死の床にある妻がいる病院。
しかし、男は砥いだ出刃包丁を荷台に積んでいたのだった…。
直木賞作家、井上荒野の同名の作品を行定勲監督が豪華女優陣を従えて映画化した一本。
小泉今日子、荻野目慶子、風吹ジュン、真木よう子、大竹しのぶ、忽那汐里ら新旧、錚々たる女優陣が阿部寛と織りなす人間ドラマ。
“艶”と言う名の恋愛に奔放すぎる女性を妻にもった男と、艶と関係があった男達に関わる女たちの物語である。
この作品の為に11キロの減量をし、撮影に臨んだという阿部寛さんの芝居は壮絶な勢いはあるが、熱海殺人事件の時のような激しさはない。
その分、内に込めた熱を感じ、舞台で培った芝居のノウハウが開花しているのを感じる。
役者の魂が燃えたぎっているように、ふつふつと熱い闘志がみなぎっているのが見て取れる。
もう、モデルあがりだなんて、少し中傷するみたいな言い方は阿部さんには合わないようだ。

映画“つやのよる”公式サイト
本当に阿部寛さんの充実した芝居がすごいですね。
舞台出の役者さんでも、敵わない方もいるんじゃないですかね。
忽那汐里ちゃんも良いですね。
デビュー作、“守護天使”では、寝てるだけの役だったんですが(笑)
今回の役は彼女のキャラと合っていたように思います。
大竹しのぶさん、奥田瑛二さんと渡り合う芝居は、彼女の器の大きさを感じさせてくれますね。
ただ、少し台詞回しの弱さが気になります。
彼女も舞台を踏むと大きく飛躍するのではないでしょうか?
そのうちに大河ドラマなどで、大きな役もつくでしょう。
内容的に言いたい事は山ほどある作品であります(笑)
しかし、ネタバレになっちゃうので(笑)、阿部寛さんのよい芝居っぷりを書かせていただきました。
では、今日の料理。
映画に絡めて。
伊豆大島の冬の味覚で“さんまの丸干し”と言うのがあるそうです。
さんまの腹を出して、軽く塩をして天日干しにするんですな。
これがかなり、美味しいそうです。一度、食べてみたいなと(笑)
ま、すぐに大島!ッウ、ワケにはゆかないので、さんまの蒲焼缶で一つレシピを。
蒲焼丼にしてみます。
まんまじゃん!とか、言わないように(笑)
まんま、なんだけど(笑)、まんまぢゃありません。
タレを煮出します。
缶詰を鍋に開けて温めて、ご飯にかけるのも良いのでしょうが、脂っこくてたまりません(´・_・`)
ですので、さっぱり、あっさり、でも、コクを失わないタレでいただきます。
それでは、
“さんまの蒲焼丼”
のレシピを。
材料(一人前)
さんまの蒲焼缶の身 二枚
ご飯 茶碗1杯
醤油 大さじ2
味醂 中さじ1
酒 小さじ1
砂糖 小さじ1
作り方
1
鍋に醤油、味醂、酒、砂糖をあけて、中火くらいの火にかける。
2
鍋が沸騰してきたら、弱火にして軽く煮詰める。煮詰まってくるととろみが出てくるので、なるべく、缶のタレをきったさんまの身を入れ身に煮詰めたタレをかけながら煮る。
お好みにタレが絡めば出来上がり。
暖かいご飯にさんまを乗せて、タレをかける。

紅生薑などをちらしても良いですな。
あらかじめさんまの身をザルなどに上げておくのも良いです。
蒲焼き缶のタレがよく落ちます。
Keep On Cookin'!
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