オヤジ弁当のススメ
料理好きオヤジのお弁当を中心にしたブログです。
2013-03-30 11:11 |
カテゴリ:映画のススメ

映画「愛について、ある土曜日の面会室」
中学以来の友人に、クラスメイトの消息を聞いた事がある。
著しく素行が悪かった双子の兄弟。
十代の後半にはナンパに明け暮れていたようで、最寄りの駅の周辺で高校生に声を掛けているのを見たのは一度や二度ではなかった。
その兄弟。
1人はシンナーだか何にかの乱用で亡くなり、1人は塀の中に収監されたと言う事だった。
どうせロクでもない理由で、塀の中に放り込まれたのだろう。
対して、興味もない話で、ふーんと横にうっちゃったものだ。
フランスの刑務所。
収監者に面会を求める人の列。
1人の女が泣き叫ぶ。
バックに入れた書類を取り出す事すら、連れた子供に頼まなければならない程、動揺し乱れている。
「誰か、私の夫を知りませんか?
ここにいるかどうかもわからないんです!
どうか、どうか、助けてください!」
突然、警察に捕まり、刑務所に入れられた夫を探して女はゆくえを探していたのだった。
塀の中での生活には、幸いにして縁がなかった僕には、その中を伺い知る事すらない。
ましてやフランスの刑務所。
想像しうる事すらままならない。
ただ、フランスの収監者も日本の収監者にも、共通点はある。当たり前だが、法を犯したと言う事だ。
ドイツからの移民で警官を殴り収監された少年の十代の恋人、愛して止まなかった恋人に殺められてしまったゲイの青年の母親、大罪て25年の刑期を与えられた囚人の身代わりを頼まれた男。
この作品で刑務所に面会を求めにやって来る人々である。
法を犯した者に物語があるように、そこに関わる人々にも物語がある。
交わる事のない彼らの物語。
しかし、それは刑務所の面会室と言う舞台で、一瞬だけ交わりを見せる。
お互い、各々の物語を歩みながら。
それは、塀の中の人々に唯一、与えられた社会なのかもしれない。
友人から双子の話を聞いてから、何年かたったあと、件の1人を見かけた事がある。
ボロっきれを纏うような粗末な成りをしていたので、塀の外に戻ってからも働き口がなかったのだろう。
昼間っから暇をもて余しているようだった。
ただ、彼を見かけたのが意外な場所だった。
何と本屋だったのである。
本なんて、中学時代の彼からは結びつかないアイテム。
何の本を読んでいたのかはわからないが、本屋でソフトカバーの専門書らしきを立ち読みしていた。
塀の中で彼を変える事があったのだろうか?
はたまた、単に暇つぶしだったのか、立ち読みではあるが、熱心に本を開いている姿が印象的だった。
それから何年か経つが、僕は彼を見かけていない。
僕が彼を見かけた偶然は、この作品で面会室に集まる人々の偶然と同じ偶然なんだろう。
彼の物語が、その後、どんな筋書きを迎えたのか?僕は知る由もないない。

映画「愛について、ある土曜日の面会室」公式サイト
刑務所では食事の事を臭い飯なんて言いますな。
これは戦前の刑務所のトイレ事情から、言われるようになった言葉だそうです。
雑居房と呼ばれる何人かがまとめて収容されている房にはトイレは一つ。トイレと言えば聞こえはよいのですが、トイレ代りの桶が一つあっただけだそうで。。。
ま、蓋はあったにせよ、そこで複数の囚人たちが用を足すわけですから、臭いも強烈。
そこで食事をするので、臭い飯と言ったと言う説があります。
ま、刑務所なんてお世話になる事のない人生がベストだとは思いますが人生どうなるかは分かりません(笑)
人生、味わうのは、塀の外で冷や飯くらいにしたいですな。。。
そこで、冷や飯を使った混ぜご飯を作りましょう。
以前、鯵の混ぜご飯は紹介しましたが、今回は鯵の干物!
しかも、冷や飯を使います。
そこが違う!!!!!
大差ないとか言わないように。。。。
では、レシピを。
鯵の干物の冷や飯混ぜご飯
材料(一人前)

コレは2人前くらいの分量です。この半分で一人前。。。
鯵の干物 半身
冷や飯 茶碗一杯
胡麻 適量
きざみネギ 適量
作り方
1
冷飯を器に入れ軽く水(分量外)をふり、ラップがけをして電子レンジで温める。
2
鯵の干物を網で焼き、器などにあげて身をほぐし骨と皮を取り除く。

僕はまな板の上で魚の身をほぐします。
3
ボウルに1、2を入れ、胡麻ときざみネギを入れて、菜箸でよく混ぜる。
具が全体に馴染んで混ざれば出来上がり。

味見をして味が薄く感じたら醤油を少し足すと良いです。

完成ショットver.オヤジ弁当
鯵の干物は鮮度の良い物を使用してください。
鮮度の良い鯵は旨味が濃厚なので、調味料の付け足しが必要ありません。
匂いが気になる方は生姜の絞り汁を少々、混ぜると良いでしょう。
KEEEP ON COOKIN'!
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